日本水路協会では、世界の水路業務分野における新しい動きを把握するため、また、日本及び周辺海域における船舶の航行安全に不可欠な日本海図・水路書誌などを海外でも広く周知・宣伝するため、水路測量や海図作製分野に関する様々な国際協力活動に積極的に参加しています。
特に近年、電子海図表示システム(ECDIS)の普及と、関係国際機関によるECDIS搭載義務化に向けた動きに伴い、世界的に公式電子海図(ENC)の整備が急がれています。 このため当協会では、主としてアジアの開発途上諸国におけるENC作製・頒布に関する技術の向上を図るため、海上保安庁海洋情報部や関係諸国水路部と協力し、国際セミナーやワークショップなどを開催しています。